「ウェブシステムだからできない」から「だからできる」へ

中小企業様向けシステム開発のノウハウ >

公開日：2017/05/16

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ウェブシステムでできなかったこと

十数年前は、「これはウェブシステムだからできない、難しい」
というようないいわけが言われることがよくありました。

とくにシステムの使いやすさ、わかりやすさに関する部分です。

当時、ウェブシステムは、一度画面を表示したら
再度ボタンを押して画面をすべて表示しなおすことが前提でした。

一部だけ書き換える、というようなことは
難しい部類に含まれることだったのです。

たとえば、売上表の各行のチェックボックスをチェックしたら
リアルタイムに合計値が計算され表示されるとわかりやすいものです。

しかし当時は「合計を表示する」などといったボタンを一度押して
画面すべてを表示しなおす必要があるものが多数でした。

ウェブ技術の改善

ウェブサービスの環境構築に関わる費用が
この十数年で劇的に手軽になった、ということを前回書きました。

ウェブサービスの環境構築は安く早くできるようになりました | 中小企業・医療業界向け業務用システム開発のイルカシステム

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そのためでしょうか、多くのウェブサービスができ、
上述したようなちょっとしたわかりにくさ、使いにくさを
改善する方向でブラウザも改善されてきました。

各ブラウザが各自勝手に改善していては、
「これはChromeではできるけどIEではできない」
といったことになりかねません。

そのため標準化が行われ、これがhtml5として現在よく使われています。

Webの3つの問題を解決する「HTML5」とは何なのか：HTML5“とか”アプリ開発入門（1）（2/2 ページ） - ＠IT

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ウェブシステム同士の連携

html5だけでなく、いろいろなウェブ周辺技術が改善されていくなかで
現在では、当時思いもしなかったようなウェブサービスが多くあります。

Google Map がはじめて提供されたときは衝撃的でした。
地図をドラッグすれば位置を移動し、自由に世界中を表示できます。

Excel のようなものがウェブで利用可能になっているのも便利です。

さらにいえば、ウェブサービスであれば、
これらの便利なサービスと連動して、
自社のウェブシステム内にGoogle Mapを表示させて
便利に使うことすら可能になっています。

ウェブシステム同士だからこそ、このような連携が可能になっていて、
これが現在のウェブ技術の強みにもなっています。