人間が一度に記憶できる数には限りがあり、
平均して7つ程度の項目を覚えていられるそうです。
これは、覚えようとして覚えるもの(短期記憶、長期記憶)だけでなく
ぱっとみて意味を理解せずに1秒程度覚えていられる「感覚記憶」でも同じことがいえるそうです。
たとえば顧客一覧画面で、7件程度であれば、
ぱっと見たときに全体を把握できる、ということになると思います。
それでは、顧客一覧画面には一ページあたり最大7件...
これだと少し区切りが悪いので、たとえば最大10件表示すれば、
システムを利用する方たちにとってはわかりやすいのでしょうか。
もちろん、10件を超えた分はページングして表示するようにするべきです。
2ページ目には次の10件、3ページ目は21から30件目を表示します。
しかしこれだと、全体の件数が多いときには、ページ数が多くなりすぎて
ページ移動の手間が増えてしまいそうな気もします。
いやいや、そうならないように、なるべく目的の情報を容易に絞り込めるようにするために
検索条件を精査すればよいのかもしれません。
1ページあたりに20件、50件表示することのメリットはなんでしょうか。
ページあたりの件数を増やせば、ページ移動が減る、というメリットはあるように思います。
表示件数が50件に収まっていれば、つまり1ページしかないのであれば、
ブラウザで CTRL + F を押して「小林」と入力すれば
該当する情報をみつけることは容易です。
しかしこれは、検索機能として「氏名」があれば事足りるはずのことです。
ほかのメリットはあるでしょうか。
上から順に一括して処理するようなケース...
たとえば、チェックボックスを用意して、電話したらチェックONにするようなケースでは
一ページあたりの表示件数が多いほうが使いやすいように思います。
チェックONしたらその情報が非表示になるようであれば
より使いやすいかもしれません。
たとえばGoogleやBingなどの検索エンジンでは、
広告を除くと、1ページあたり10件の検索結果が表示されます。
Gmailでは、メール一覧に表示される件数は、
利用者が10,15,20,25,50,100件から選択して決めることができます。
ただ単に検索結果を表示してみる、ということであれば
ページあたり10件程度でよいのかもしれません。
これを超えて表示したい、というリクエストがあるのは、
検索条件が足りていない、ということになるかもしれませんね。
しかし、チェックしてアーカイブする、とか
一覧に対して操作する場合は、ページあたりの表示件数が多いほうが
使いやすいと思う人がいる、ということかもしれません。
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