中小企業がIT投資をする目的・理由にはどういったものがあるでしょうか。
弊社のお客様をみるに、まずは業務改善です。
新たな社内システムを構築することで、社内の業務フローや
社員の行っている業務内容の生産性を高めたい、
と仰るお客様は多いです。
生産性を高めることで、社員の時間を
より高度な内容の仕事にわりあてたいようです。
他方で、売上を上げるためのシステムを構築するお客様もあります。
これはお客様との接点を増やし、顧客満足度をあげるような
仕組みをシステム化するものです。
「業務改善」が、社内の仕組みを整理し、守りを固める方針とすれば
「売上向上」は、社外との関係性を構築する、攻めの方針といえようと思います。
どちらが良い悪いではなく、どちらも必要なのではないでしょうか。
また、ひとつのシステムをみても、両方の側面をもっていることも
充分にあるかと思います。
さて、このような社内システムを作るIT投資は、
実際のところきちんと実を結ぶものなのでしょうか。
言い換えると、IT投資をすることで、
売上高や利益率は向上するのでしょうか。
平成26年度版中小企業白書をみると、
「IT投資と売上高、売上高経常利益には関係がある」
ということが書かれています。
以下はこの報告の中にある図です。
alt="IT投資有無別の売上高・売上高経常利益との関係"
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IT投資をしている中小企業のほうが、
売上高、売上高経常利益とも高くなっています。
もちろん、これは「IT投資をすれば売上高があがる」ということではありません。
反対に「売上高の高い中小企業だけが、IT投資をしている」というように
このデータを見ることも可能です。
どちらが正しいのでしょうか?
この報告の中では、過去の調査と比較することで
「IT投資を開始することで業務効率化や売上の拡大を行い、収益力を向上させることで利益率を向上させた」
とも述べています。
そういえば、弊社のお客様でも、
社内システムにIT投資をして、その後、業容を小さくしたお客様はないように思います。
IT投資をすれば必ず売上高があがる、とは言いませんが、
IT投資が必要なほどの事業に、適切なIT投資をすれば、
きちんとリターンがある、ということなのかもしれません。
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