社内クラウドで情報共有するときは

公開日:2014/01/20

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「クラウド」という言葉が一般的になってきたためか、
「社内のシステムもクラウドでやりたい」というお客さまも増えているような気がします。

この言葉を聞いて、その意味するところを考えると、下記のどれかかな、と想像します。

  1. 社内システムも、クラウドのように、ブラウザ+インターネット という形で使いたい。
  2. 社内システムは、すでにあるクラウドサービスを利用して、安価に構築したい。
  3. すでにある社内のサーバー類の余剰ハードディスク等を、クラウドインフラとして外部に提供したい

3.は可能性としてはありえるのですが、このリクエストをいただいたことはまだありません。
Amazonが、サーバーの余剰部分を仮想サーバーAWSとして
外部に貸し出ししているようなことをやる、というお話です。

2.は、やりたいことが決まっていて、それを実現できるクラウドサービスがあれば、
わざわざ弊社に問合せしなくてもやられているお客さまがほとんどです。
スケジュール管理やタスク管理などをしたい場合はサイボウズLiveというのもあります。
似たサービスはたくさんあります。

 

そういうわけで、「社内のシステムもクラウドでやりたい」といわれたとき、
可能性としては1.の内容かな、と思ってお話を聞きます。

一番大きなメリットは、「情報共有」です。
同じ社内システムを使うことで、社内の事務職の方と、社外の営業職の方が、
電話などのやりとりなしに情報共有を行うことが容易になります。

最近の技術進展に伴って、スマホやタブレットでも見やすく作ることが可能になっていますので
そういった対策をして作れば、なお情報共有がやりやすくなると思います。

 

この考え方は、「社内システムをインターネットからアクセスできるとこに設置する」というもので、
これが「情報共有」というメリットを生むわけですが、
このことが「セキュリティ」というデメリットを生みます。

インターネットからアクセスできる、というのは「だれでもアクセスできる」ということです。

「絶対に社外に漏れてはならない情報」はクラウド=インターネット上に
保存すべき情報とはいえません。

すくなくとも、社内システムはGoogleなどの検索エンジンの検索結果に載らないように
対策を施しておく必要はあると思います。
また、やむをえず重要な情報を保存する場合は、httpsで始まるURLにすることをお勧めします。

このページの著者

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お読みいただきありがとうございました

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