最近、米国の政府機関で「パスワードの定期変更を推奨しない」
という方針になったことがニュースになっていました。
パスワードの定期変更に意味があるのか、ということについては
以前から議論がありました。
米国政府機関としては「意味がない」という結論に達した、ということだと思います。
実際、「パスワードの定期変更を求める」システムにおいては
・とりあえず違うパスワードに変更する
・すぐに元のパスワードに戻す
といったことをしている人が多いでしょう。
結局のところ、人が記憶で管理できるパスワードというのは
それほど多くない、ということです。
ですから、多い人では数十からある登録サイトのパスワードを
すべて違うパスワードにする、というのはほとんど現実的ではありません。
人が記憶できないなら、ということで、Excel で管理している人もいますが
このファイルを人にみられる可能性を考えると
すぐにでもやめるべき習慣です。
ということで「パスワードを管理してくれるアプリ」
も存在しますが、この「管理」がどれほど信頼できるのか、
私自身は不安がぬぐえませんので使っていません。
それではどうしたらよいのでしょうか?
先のリンク先には、「ワード(語)」ではなく、
より長い「フレーズ(句)」にすべき、とあります。
私も、数年前から、基本的には以下のようにしています。
1.ためしに登録するなど、どうでもよいサイトに使うための簡易な覚えやすい「パスワード」
2.漏洩されてもたいして問題ないサイトのための「パスフレーズ」
3.重要なサイトのための「パスフレーズ」
「パスワード」にも「パスフレーズ」にも半角英数、数字、記号を含めています。
「パスフレーズ」については、なんらかの意味のある句にしています。
たとえば、
rabbitRunsaway-2miles
(うさぎが2マイル逃げる)
のような感じです。
MyFavoriteSong=sweet_19_blues
でもよいでしょう。
句はその人が覚えやすく、なじみのあるものにすればとても忘れにくくなります。
ところで、せっかく上記のような方針でパスワード、パスフレーズを
決めていても、
「パスワードは8文字までにしてください」
「パスワードには英数字のみ指定してください」
というウェブサイトやシステムが存在します。
文字数の上限を短くしたり、文字種別を英数字だけに制限するのは
セキュリティ上かえって脆弱といえます。
文字数が増え、文字種が増えれば、それだけパスワードのパターンが増え、
推測されにくくなるわけですから。
残念ながら国内の、大手のウェブサイトで、
この手の制限がされていることが多いように思います。
なぜそのようにしているのか、是非教えてもらいたいものです。
このようなサイトのために、やむを得ず以下のパスワードも記憶しています。
4.制限のあるサイトのための8文字英字パスワード
都合4つのパスワード、パスフレーズです。
私としては、はやく4のようなパスワードをなくしてしまいたいのですが
こればかりは自分ではなんともなりません。。
みなさんはどのようにパスワードを管理していますか?
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